ローマの空港に着くと、添乗員のS氏はインド機の中でこう言いました。「みなさんはたぶん今、夕方のような感覚だと思いますが、ここローマは今、朝です。これから一日が始まりますので、そのつもりで行動してください。今寝る人は、明日の朝まで寝てください。」
そうなんだ、ヨーロッパの朝が始まったんだ!インド機から降りた私達はその後どこでどうしたのか、よく思い出せないけど、とにかく荷物はホテルに預けた?でしょうね。朝なのにチェックインできたのだろうか。細かい疑問が…
とにかく自分達で夜まで観光しなければならない。
このツアー、基本的には、ホテルとその朝食だけ確保されていて、後は自由行動だったんです。といっても、幾つか代表的なオプショナル・ツアーが組まれていて、それに参加すればそんなに迷う心配はありませんでした。ただローマ到着の初日は、オプショナル・ツアーはなかったので、自力で観光するしかないんです。
私はM 嬢、H 嬢と3人でタクシーに乗り、バチカン市国へ向かいました。「汚いタクシーじゃなあ」とか悪口言い放題で乗っていました。
その当時、日本ではスーパーカーブームで、イタリアにはかっこいいスポーツカーがいっぱい走っていると期待していました。ところが、何と、街を走っている車はどれもボロ車ばかり。期待はずれでがっかりです。ホントに激しいボロですよ。傷やへこみは当たり前、ドアのちぎれそうな車、段ボール紙にマジックで数字を書いただけのナンバープレート装着車も堂々と走っていたし。駐車場でぶつけても平気だし。
イタリア現地での日本人ガイドのHさんは、縦列駐車で止めていた自分の車を動かす時、私達の目の前で、前の車にガーン、後ろの車にもドーンとぶつけていました。日本では考えられません。添乗員のS氏が言うには、免許取得の教習中に坂道発進がないとか。私はその時未だ運転免許を取ってなかったので、それがどういう事態なのかよく飲み込めてなかったのですが、驚きの事実ですよね。
ローマの空はただただ青く、陽光がずっと眩しかったです。何せ、久しぶりに見る明るい太陽と青い空でした。
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