バチカン市国には、荘厳なサンピエトロ大寺院があり、その隣の建造物の前で制服姿が決まっている二人の青年を見つけました。そこは美術館だと思ったので、私達3人は、中へ入ろうと門から通路へと向かったのです。すると、二人の青年は、両手を広げ、私達の入場をやんわりと拒みました。あら、私達は観光に来たんですよ、と言いたいのですが、英語は通じないんですねえ。どうしても通らせてくれないので、入館は諦めました。それならせめて写真でも、ということで、無理矢理一緒に撮らせてもらいました。そこは美術館ではなかったようです。日本に帰ってから地図で調べたら、兵士の寄宿舎でした。それにしても彼らの制服と帽子、カッコよかったなあ。
古代ローマの遺跡近くで、卑猥な日本語を喋る老人がいて、私達を呼ぶので側へ行くと、カメオが安いから買わないかという意味の片言の日本語で話しかけてきました。
「イチマンエン、ヤスイヨ」の言葉に怪しいとは思ったのだけど、H 嬢は「これ、安いと思わん?」と反応し、結局3人共イチマンエンのカメオを買ったのです。日本円の一万円札が使えるという誘惑に負けた、とも言えます。
でも、これが,イタリアでの悲劇の始まりでした。
翌日、私達ツアーの一行は、ローマ市内一日観光のオプショナルツアーに参加しました。そしたら、昨日行ったばかりのサンピエトロ大寺院がコースに入っていました。まあ、いいんだけどね。
その日か次の日かのオプショナル・ツアーでは、カメオ工場の見学が入っていました、私達が怪しい商人から買ったイチマンエンのカメオの話を添乗員のS氏にすると、「それは騙されていますよ」と言われ、バスの中で、「こんな風に騙されて買った人がいるので気を付けましょう」とみんなの前で暴露されてしまいました。
カメオ工場で見た本物のカメオは、イチマンエンのものとは比べものにならない位、精巧で美しかったのはいうまでもありません。
イチマンエンのカメオは、決して偽物ではないのだけど、彫りが粗雑で、例えて言うなら、夜店で売っている子ども用のおもちゃみたいなもの、だそうです。
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